医療業界目指して登販、医療事務、医師事務取った人が精神保健福祉士目指してます。

登録販売者、医療事務、医療事務作業補助の資格を取得しました。現在は精神保健福祉士の勉強をしています。

6/23.24.25(精疾)と6/29.30(精課)の一問一答。

今週は掛け持ちしている学校の授業があったり、なんやかんやと忙しいです…。

さて、一問一答の復習です。

 

【問題】 精神疾患とその治療

2020年06月23日

1    統合失調症の症状としては、幻覚や妄想があるが、存在するからといって統合失調症と診断できない場合もある。


2    外傷後ストレス障害PTSD)はフラッシュバックを起こす。


3    ウェクスラー成人知能検査は認知症のスクリーニング検査として広く用いられている。


4    アルコール離脱症候群には、ベンゾジアゼピン系薬剤が有効である。


5    森田療法は主に統合失調症の治療に用いられる。


【答え合わせ】 精神疾患とその治療

1    統合失調症の症状としては、幻覚や妄想があるが、存在するからといって統合失調症と診断できない場合もある。

あなたの回答『○』

正解

正しい答えは『○』

幻覚、妄想はアルコールや薬物依存でもみられる。


2    外傷後ストレス障害PTSD)はフラッシュバックを起こす。

あなたの回答『○』

正解

正しい答えは『○』

症状としてはフラッシュバック、悪夢、不眠などが起こる。


3    ウェクスラー成人知能検査は認知症のスクリーニング検査として広く用いられている。

あなたの回答『×』

正解

正しい答えは『×』

認知症のスクリーニング検査としては改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)、MMSEがある。


4    アルコール離脱症候群には、ベンゾジアゼピン系薬剤が有効である。

前回の回答『○』今回は×

不正解

正しい答えは『○』

離脱症状の発症を予防する目的ではベンゾジアゼピン抗不安薬が用いられる。振戦せん妄が出現したときはブチロフェノン系薬剤(ハロペリドール)が用いられる。


5    森田療法は主に統合失調症の治療に用いられる。

あなたの回答『×』

正解

正しい答えは『×』

1920年頃、森田正馬によって独自に創始された精神療法で、主に神経症を対象に用いられる。

 

 

【問題】 精神疾患とその治療

2020年06月24日

1    統合失調症の予後については、家族の感情(EE)が高いほど予後が悪い。


2    昏迷は、うつに限らず、統合失調症やヒステリーでもみられる。


3    恐怖症性不安障害では、広場恐怖や社会恐怖などがみられる。


4    社会生活技能訓練SST)は、主として認知症の進行防止に用いられる。


5    せん妄とは、高齢者にしばしばみられる睡眠障害の1つである。


【答え合わせ】 精神疾患とその治療

1    統合失調症の予後については、家族の感情(EE)が高いほど予後が悪い。

あなたの回答『○』

正解

正しい答えは『○』

家族のEEが高いほど、再発率は高い。


2    昏迷は、うつに限らず、統合失調症やヒステリーでもみられる。

あなたの回答『○』

正解

正しい答えは『○』

昏迷はうつ病のほか、緊張型統合失調症、ヒステリーなどでみられる。


3    恐怖症性不安障害では、広場恐怖や社会恐怖などがみられる。

あなたの回答『○』

正解

正しい答えは『○』

その他、高所恐怖や閉所恐怖などもみられる。


4    社会生活技能訓練SST)は、主として認知症の進行防止に用いられる。

あなたの回答『×』

正解

正しい答えは『×』

精神障害者の対人関係や社会生活上の対応の仕方などの技能の習得を目的とした方法のことである。


5    せん妄とは、高齢者にしばしばみられる睡眠障害の1つである。

あなたの回答『×』

正解

正しい答えは『×』

せん妄とは、軽度から中等度の意識混濁に幻覚や妄想と精神運動興奮・不安を伴う意識障害のことである。

 

 

【問題】 精神疾患とその治療

2020年06月25日

1    統合失調症の一般人口中における出現の頻度は約2%くらいである。


2    うつ病治療では、休養の必要性を説明する。


3    パニック発作は、しばしば動悸、胸痛、窒息感などを伴う。


4    情動性脱力発作はナルコレプシーでみられる。


5    わが国の精神医療では、民間の精神科病院が全体の60%を占めているのが特徴である。


【答え合わせ】 精神疾患とその治療

1    統合失調症の一般人口中における出現の頻度は約2%くらいである。

あなたの回答『○』

不正解

正しい答えは『×』

人口の0.7~0.8%。 約100人に1人といわれている。


2    うつ病治療では、休養の必要性を説明する。

あなたの回答『○』

正解

正しい答えは『○』

原因からはなれ、ゆっくりと休養することを伝え服薬治療をすすめる。


3    パニック発作は、しばしば動悸、胸痛、窒息感などを伴う。

あなたの回答『○』

正解

正しい答えは『○』

不安発作が主症状で場所や時間などが予知できない。そのため一般科救急外来を受診することがある。


4    情動性脱力発作はナルコレプシーでみられる。

あなたの回答『○』

正解

正しい答えは『○』

ナルコレプシー(睡眠過剰)は睡眠発作、情動性脱力発作、睡眠麻痺、入眠時幻覚を主症状とする睡眠障害


5    わが国の精神医療では、民間の精神科病院が全体の60%を占めているのが特徴である。

あなたの回答『○』

不正解

正しい答えは『×』

わが国では約80%が民間病院である。

 

 

【問題】 精神保健の課題と支援

2020年06月29日

1    我が国の自殺死亡率は、東京都や大阪府など大都市で高い。


2    30歳代男性では、自殺死亡数は悪性新生物による死亡数よりも多い。


3    自殺の原因の第一位は、経済問題である。


4    アルコール依存症は自殺と関連が少ない。


5    警察庁の統計によると、令和元年中の自殺者数は、25,000人を下回っている。


【答え合わせ】 精神保健の課題と支援

1    我が国の自殺死亡率は、東京都や大阪府など大都市で高い。

あなたの回答『×』

正解

正しい答えは『×』

自殺死亡率は、山梨県岩手県秋田県新潟県の順で高くなっており、都市圏より地方各県に自殺発生率が高い傾向にある(「令和元年中における自殺の状況」)。


2    30歳代男性では、自殺死亡数は悪性新生物による死亡数よりも多い。

あなたの回答『○』

正解

正しい答えは『○』

平成29年人口動態統計月報年計によると、30歳代男性では、自殺による死亡数が2,650人、悪性新生物による死亡数が1,761人と、自殺による死亡数のほうが多い。


3    自殺の原因の第一位は、経済問題である。

あなたの回答『×』

正解

正しい答えは『×』

自殺の原因の第一位は「健康問題」で、次いで「経済・生活問題」、「家庭問題」、「勤務問題」の順であった(「令和元年中における自殺の状況」)。


4    アルコール依存症は自殺と関連が少ない。

あなたの回答『×』

正解

正しい答えは『×』

アルコール依存症の症状には、うつ状態が多く認められ、うつ状態に起因する自殺の危険性が高い。


5    警察庁の統計によると、令和元年中の自殺者数は、25,000人を下回っている。

あなたの回答『×』

不正解

正しい答えは『○』

警察庁の統計によると、令和元年中の自殺者数は20,169人で、前年に比べ671人減少した(「令和元年中における自殺の状況」)。

 

 

【問題】 精神保健の課題と支援

2020年06月30日

1    発達障害者支援法では、学習障害発達障害に含まれない。


2    市町村は、発達障害者支援センターを設置できる。


3    発達障害者支援法では、市町村に、発達障害の早期発見を促している。


4    18歳未満の者も発達障害者支援法の対象である。


5    発達障害者支援法では、都道府県および市町村に、家族への支援を求めている。


【答え合わせ】 精神保健の課題と支援

1    発達障害者支援法では、学習障害発達障害に含まれない。

あなたの回答『×』

正解

正しい答えは『×』

発達障害者支援法では、学習障害発達障害に含まれる。


2    市町村は、発達障害者支援センターを設置できる。

あなたの回答『○』

不正解

正しい答えは『×』

都道府県が発達障害者支援センターを設置できる。


3    発達障害者支援法では、市町村に、発達障害の早期発見を促している。

あなたの回答『○』

正解

正しい答えは『○』

発達障害者支援法第5条第1項に、「市町村は、母子保健法 (昭和40年法律第141号)第12条及び第13条 に規定する健康診査を行うに当たり、発達障害の早期発見に十分留意しなければならない」とある。


4    18歳未満の者も発達障害者支援法の対象である。

前回の回答『○』今回は×

不正解

正しい答えは『○』

発達障害者支援法第2条第2項で、18歳未満は「発達障害児」として「発達障害者」のなかに含まれている。


5    発達障害者支援法では、都道府県および市町村に、家族への支援を求めている。

あなたの回答『○』

正解

正しい答えは『○』

発達障害者支援法第13条に、「都道府県及び市町村は、発達障害児の保護者が適切な監護をすることができるようにすること等を通じて発達障害者の福祉の増進に寄与するため、児童相談所等関係機関と連携を図りつつ、発達障害者の家族に対し、相談及び助言その他の支援を適切に行うよう努めなければならない」とある。

 

 

正答率は6/23は4/5,6/24は全問正解、6/25は4/5,6/29は全問正解、6/30は3/5でした。

基本的には精神疾患の単元の方が得意なので今日もそうかもしれません。