今日(精疾)と7/1.2(精課)の一問一答。
先ずは今日の一問一答から。
【問題】 精神疾患とその治療
2020年11月02日
1 統合失調症は外因性精神障害であり、器質性精神障害は内因性精神障害である。
2 うつ病性障害は、女性に多い。
3 外傷後ストレス障害(PTSD)は外傷体験後、成人になって生じる。
4 気分障害の病態解明にSPECTの研究が進められている。
5 森田療法は作業体験を通して心的態度の改善を図り、統合失調症に多く用いられる精神療法である。
【答え合わせ】 精神疾患とその治療
1 統合失調症は外因性精神障害であり、器質性精神障害は内因性精神障害である。
あなたの回答『×』
正解
正しい答えは『×』
統合失調症は内因性精神障害であり、器質性精神障害は外因性精神障害である。
2 うつ病性障害は、女性に多い。
あなたの回答『○』
正解
正しい答えは『○』
女性は男性の約2倍である。
3 外傷後ストレス障害(PTSD)は外傷体験後、成人になって生じる。
あなたの回答『×』
正解
正しい答えは『×』
年齢に関係なく、外傷体験によって起こる。
4 気分障害の病態解明にSPECTの研究が進められている。
あなたの回答『×』
不正解
正しい答えは『○』
SPECT(脳血流シンチグラム)のほか、MRI,PETなど画像診断を用いた研究が盛んに進められている。
5 森田療法は作業体験を通して心的態度の改善を図り、統合失調症に多く用いられる精神療法である。
あなたの回答『×』
正解
正しい答えは『×』
森田療法の問題、解いたばかりのような気がしますが…ここか否かわかりません(苦笑)
さて、7/1.2の復習です。
【問題】 精神保健の課題と支援
2020年07月01日
1 市町村は、児童相談所を設置しなければならない。
2 スクールソーシャルワーカーの活用が、国の事業として始まっている。
3 文部科学省の調査によれば、不登校児童生徒が在籍者に占める割合は、中学校より小学校が高い。
4 児童相談所における平成30年度の児童虐待相談対応件数は、10万件を超えている。
5 高機能自閉症は、社会的関係の形成に障害が少ないものをいう。
【答え合わせ】 精神保健の課題と支援
1 市町村は、児童相談所を設置しなければならない。
前回の回答『○』今回は×
正解
正しい答えは『×』
2 スクールソーシャルワーカーの活用が、国の事業として始まっている。
あなたの回答『○』
正解
正しい答えは『○』
文部科学省において、スクールソーシャルワーカー活用事業がすすめられている。
3 文部科学省の調査によれば、不登校児童生徒が在籍者に占める割合は、中学校より小学校が高い。
あなたの回答『×』
正解
正しい答えは『×』
文部科学省の調査によれば、不登校児童生徒が在籍者に占める割合は、小学校 0.5%、中学校 3.0%で、小学校より中学校が高い(平成28年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」)。
4 児童相談所における平成30年度の児童虐待相談対応件数は、10万件を超えている。
あなたの回答『○』
正解
正しい答えは『○』
児童相談所における児童虐待相談対応件数は、平成30年度に初めて10万件を超え、平成30年度は159,838件と、増加の一途をたどっている。
5 高機能自閉症は、社会的関係の形成に障害が少ないものをいう。
あなたの回答『×』
正解
正しい答えは『×』
高機能自閉症は、社会的関係の形成に障害があるが、言語あるいは認知的発達の遅滞がみられないところに特徴がある。
【問題】 精神保健の課題と支援
2020年07月02日
1 青少年のいじめの問題は、わが国特有の現象である。
2 群発自殺は、学童期から青年期には起こりにくい。
3 子どものうつ病では、「いらいらした気分」が主症状のことがある。
4 モルヒネは、精神依存性も身体依存性もあまり見られないため、終末期医療での痛みを緩和する目的で多く用いられる。
5 自殺死亡者のうち、無職者の割合は5割を超える
【答え合わせ】 精神保健の課題と支援
1 青少年のいじめの問題は、わが国特有の現象である。
あなたの回答『×』
正解
正しい答えは『×』
青少年のいじめの問題は外国でもある。日本の特徴は、外国に比べて、年齢が上がるにつれていじめをなくす努力をする生徒が減少することがあげられている。
2 群発自殺は、学童期から青年期には起こりにくい。
あなたの回答『×』
正解
正しい答えは『×』
いじめを苦に自殺した中学生の事件が報道された後に、同世代の中・高校生の自殺が続けて起こるというような群発自殺の事例もあり、学童・青年期のメディアの影響や自殺報道との関連が議論されている。
3 子どものうつ病では、「いらいらした気分」が主症状のことがある。
あなたの回答『○』
正解
正しい答えは『○』
そのほか、身体的愁訴やひきこもりもよくみられる症状である。
4 モルヒネは、精神依存性も身体依存性もあまり見られないため、終末期医療での痛みを緩和する目的で多く用いられる。
あなたの回答『×』
正解
正しい答えは『×』
モルヒネは、緩和ケア病棟等の終末期医療で疼痛緩和目的で多く用いられているが、精神依存も身体依存も非常に強い薬物である。
5 自殺死亡者のうち、無職者の割合は5割を超える。
あなたの回答『×』
不正解
正しい答えは『○』
職業別自殺者数では「無職者」が最も多く、『令和元年中における自殺の状況』によると、11,345人(56.2%)と半数以上を占めている。
7/1は全問正解、7/2は4/5でした。