今日(精シス)のと(精疾)の◯×
先ずは今日の一問一答から。
【問題】 精神障害者の生活支援システム
2020年12月25日
1 保健所は相談の結果、施設や自助グループ、関係機関への紹介、医学的指導、ケースワーク等を行う。
2 精神保健福祉センターは、精神障害者福祉に関する相談のうち複雑または困難なものを行う。
3 障害者を10人以上雇用する事業所では、「障害者職業生活相談員」の選任を義務づけている。
4 精神保健福祉センターが行う障害福祉サービス事業利用に関する相談は、精神障害者保健福祉手帳の所持が条件である。
5 市町村は、医療保護入院のための移送に関する相談を受け、実施する。
【答え合わせ】 精神障害者の生活支援システム
1 保健所は相談の結果、施設や自助グループ、関係機関への紹介、医学的指導、ケースワーク等を行う。
あなたの回答『○』
正解
正しい答えは『○』
「保健所及び市町村における精神保健福祉業務について」(平成12年3月31日障第251号厚生省大臣官房障害保健福祉部長通知)に、地域精神保健福祉における保健所の役割等が示されている。
2 精神保健福祉センターは、精神障害者福祉に関する相談のうち複雑または困難なものを行う。
あなたの回答『○』
正解
正しい答えは『○』
そのほかに精神保健福祉センターは、精神保健及び精神障害者の福祉に関する知識の普及を図り、及び調査研究を行うこと、精神医療審査会の事務を行うこと等が業務として規定されている。
3 障害者を10人以上雇用する事業所では、「障害者職業生活相談員」の選任を義務づけている。
あなたの回答『×』
正解
正しい答えは『×』
障害者を5人以上雇用する事業所では、「障害者職業生活相談員」の選任を義務づけている。
4 精神保健福祉センターが行う障害福祉サービス事業利用に関する相談は、精神障害者保健福祉手帳の所持が条件である。
あなたの回答『×』
正解
正しい答えは『×』
障害福祉サービス事業利用に関する相談は、精神障害者保健福祉手帳の所持は必要ない。
5 市町村は、医療保護入院のための移送に関する相談を受け、実施する。
あなたの回答『×』
正解
正しい答えは『×』
医療保護入院等による移送に関しては、都道府県知事が、精神保健指定医の診察結果により、家族等の同意の有無に応じて医療保護入院または応急入院ができるように移送することができると規定されている。市町村の判断ではない。
全問正解できました。前にどこかでやった気がします。ともあれ良かったです。
さて、それでは今日は(精疾)の◯×の①回目です。
《精神疾患とその治療》
①回目
精神疾患を有する総患者数のうち、最も多いのは統合失調症である。
○ ×
てんかんは、多くの場合は知能障害を認める。
○ ×
○ ×
うつ状態の際は、観念奔逸が生じる。
○ ×
恐怖状態では、特定の対象や状況へのおそれが生じる。
○ ×
複雑部分発作は、脳波検査で診断される。
○ ×
うつ病患者が「職場が原因なのですぐに退職したい」と相談に来たときに、精神保健福祉士がまず行うべき対応として、職場の配置換えの交渉を促すとよい。
○ ×
絶対臥褥は認知療法の用語である。
○ ×
修正型電気けいれん療法は、けいれんを認めなくても効果がある。
○ ×
日本の神経症性障害、ストレス関連障害及び身体表現性障害者数は、年々増えている。
○ ×
精神専門 精神疾患とその治療
今回の結果… 8
【正解】
精神疾患を有する総患者数のうち、最も多いのは統合失調症である。
×
平成29年患者調査によると、精神疾患を有する総患者のうち最も多いのは[気分障害]の127.6万人である。[統合失調症]は79.2万人で2番目に多い。
てんかんは、多くの場合は知能障害を認める。
×
てんかんは、[知能障害]を認めない。
○
ダウン症候群は[21]番染色体異常の疾患で、運動発達の遅れや知能の遅れが生じる。
うつ状態の際は、観念奔逸が生じる。
×
うつ状態の際は、[意欲]の減退や[自閉的]となる。
恐怖状態では、特定の対象や状況へのおそれが生じる。
○
恐怖状態では、[外出]恐怖や[空間]恐怖、[閉所]恐怖等の症状がある。
複雑部分発作は、脳波検査で診断される。
○
複雑部分発作はてんかんの症状の一つ。てんかんは[脳波]で特徴的な波形が認められる。
うつ病患者が「職場が原因なのですぐに退職したい」と相談に来たときに、精神保健福祉士がまず行うべき対応として、職場の配置換えの交渉を促すとよい。
×
うつ病愚者には、職場の配置換えなどの生活を急に変更することは[しないよう]にする。
絶対臥褥は認知療法の用語である。
×
絶対臥褥は森田療法の治療プロセスの一つで、[神経症]の治療に用いる。
修正型電気けいれん療法は、けいれんを認めなくても効果がある。
○
修正型電気けいれん療法は、筋肉を弛緩する筋弛緩剤を用いるため、けいれんが[ない]場合もある。
日本の神経症性障害、ストレス関連障害及び身体表現性障害者数は、年々増えている。
○
日本の神経症性障害ストレス関連障害及び身体表現性障害者数は1999(平成11)年では42.4万人、2014(平成26)年では[72.4]万人(平成26年患者調査(傷病分類編))。
1,7問目を間違えて、正答率は8/10でした。