今日(基盤)と8/26.27(心理)の一問一答。
先ずは今日の一問一答から。
【問題】 精神保健福祉相談援助の基盤
2020年11月18日
1 地域住民とともにアンケートを実施し、その結果からニーズに基づいた地域活動を支援することをグループワークという。
2 ソーシャルワークリサーチとは、ニーズに応じた福祉サービスを提供するために行うニーズ把握のための社会調査のことである。
3 ソーシャルプランニングとは、社会における課題を明確にし、ニーズに応じた福祉計画を作成する援助技術である。
4 重度の精神障害者を地域で継続的に支えるモデルとして、インテンシブ・ケア・モデルがある。
5 ACTにおいては、危機的状況に介入することが多いため、医師の役割が優先される。
【答え合わせ】 精神保健福祉相談援助の基盤
1 地域住民とともにアンケートを実施し、その結果からニーズに基づいた地域活動を支援することをグループワークという。
あなたの回答『×』
正解
正しい答えは『×』
地域住民とともにアンケートを実施し、その結果からニーズに基づいた地域活動を支援することをもコミュニティワークという。
2 ソーシャルワークリサーチとは、ニーズに応じた福祉サービスを提供するために行うニーズ把握のための社会調査のことである。
あなたの回答『○』
正解
正しい答えは『○』
ニーズを把握するための間接援助技術である。
3 ソーシャルプランニングとは、社会における課題を明確にし、ニーズに応じた福祉計画を作成する援助技術である。
あなたの回答『○』
正解
正しい答えは『○』
地域の障害福祉サービスの必要量を把握し、設備計画をつくることなどが、これにあたる。
4 重度の精神障害者を地域で継続的に支えるモデルとして、インテンシブ・ケア・モデルがある。
あなたの回答『×』
不正解
正しい答えは『○』
ACTも同様の考え方をもっている。(インテンシブ:集中的)
5 ACTにおいては、危機的状況に介入することが多いため、医師の役割が優先される。
あなたの回答『×』
正解
正しい答えは『×』
ACTでは、危機介入においても職域を超えた役割解放による多職種チームによる集中的な支援を行う。
正答率は4/5でした。
さて、それでは復習です。
【問題】 心理学理論と心理的支援
2020年08月26日
1 合理化とは、自分がとった葛藤を伴う言動について、一見もっともらしい理由づけをすることをいう。
2 退行とは、苦痛な感情や社会から承認されそうもない欲求を、意識の中から閉め出す無意識的な心理作用のことをいう。
3 退行とは、現在の発達段階より下の発達段階に逆戻りして、未熟な言動を行うことをいう。
4 反動形成とは、社会から承認されそうもない欲求を、社会から承認されるものに置き換えて充足させることをいう。
5 昇華とは、ある対象に対して持っていた本来の欲求や本心とは反対の言動をとることをいう。
【答え合わせ】 心理学理論と心理的支援
1 合理化とは、自分がとった葛藤を伴う言動について、一見もっともらしい理由づけをすることをいう。
あなたの回答『○』
正解
正しい答えは『○』
合理化はうまくいかなかった出来事に対して、自分が非難されないように自分の行動や立場を正当化したり、他者に責任転嫁するなどして理由づけすることをいう。
2 退行とは、苦痛な感情や社会から承認されそうもない欲求を、意識の中から閉め出す無意識的な心理作用のことをいう。
あなたの回答『×』
正解
正しい答えは『×』
設問は抑圧に関する記述である。抑圧は最も基本的な適応規制といえる。顔も見たくないほど憎しみを抱いた相手に対し、その憎しみが意識されないなどは、この例である。
3 退行とは、現在の発達段階より下の発達段階に逆戻りして、未熟な言動を行うことをいう。
あなたの回答『○』
正解
正しい答えは『○』
設問のとおり。退行は基本的な適応機制で、一般的に「赤ちゃん返り」や「子ども返り」などと呼ばれる現象がこれにあたる。
4 反動形成とは、社会から承認されそうもない欲求を、社会から承認されるものに置き換えて充足させることをいう。
あなたの回答『×』
正解
正しい答えは『×』
設問は昇華に関する記述である。昇華は、満たされない心のエネルギーが抑え込まれることなく効率よく社会的に認められる形で使われる適応機制であるといえる。
5 昇華とは、ある対象に対して持っていた本来の欲求や本心とは反対の言動をとることをいう。
あなたの回答『×』
正解
正しい答えは『×』
設問は反動形成に関する記述である。自分の嫌いな人に対して「嫌い」という気持ちを認めるのは良心がとがめるため、無意識のうちに過度に愛想よく振る舞うなどは、この例である。
【問題】 心理学理論と心理的支援
2020年08月27日
1 バーンアウトは、対人援助職に生じることは少ない。
2 バーンアウトでは、援助対象者一人ひとりの感情に配慮した行動がとりづらくなる。
3 バーンアウトでは、極度の身体的疲労は示すが、情緒的問題は少ない。
4 バーンアウトは、個人の能力やスキル不足が主な原因であり、職場環境の影響は小さい。
5 バーンアウトでは、仕事に対する個人的達成感の低下が生じる。
【答え合わせ】 心理学理論と心理的支援
1 バーンアウトは、対人援助職に生じることは少ない。
あなたの回答『×』
正解
正しい答えは『×』
バーンアウトは、フロイデンバーガー(Freudenberger,H.J.)の提唱した症候群で、医療や福祉、教育などの対人援助業務に従事している人に生じやすいとされている。
2 バーンアウトでは、援助対象者一人ひとりの感情に配慮した行動がとりづらくなる。
前回の回答『×』今回は◯
正解
正しい答えは『○』
設問のとおり。バーンアウトでは、身体的、精神的消耗から自分の身を守るのが精いっぱいで、援助対象者やその家族などと接したくないような態度や思いやりのない態度をとることも多くなる。
3 バーンアウトでは、極度の身体的疲労は示すが、情緒的問題は少ない。
あなたの回答『×』
正解
正しい答えは『×』
バーンアウトでは極度の身体的疲労とともに、情緒的問題も生じる。マスラック(Maslach,C.)による「極度の身体疲労と感情の枯渇を示す症候群」という定義が引用されることが多い。
4 バーンアウトは、個人の能力やスキル不足が主な原因であり、職場環境の影響は小さい。
あなたの回答『×』
正解
正しい答えは『×』
バーンアウトに至る要因としては、個人的要因と環境的要因がある。個人の能力やスキル不足を原因ととらえがちだが、環境の影響はそれ以上に大きい。
5 バーンアウトでは、仕事に対する個人的達成感の低下が生じる。
前回の回答『×』今回は◯
正解
正しい答えは『○』
バーンアウトでは、献身的で仕事に熱心な人が急に意欲を失い、集中力や注意力も低下してしまい、これまでできていたはずのことでも失敗が多くなって達成感が得られない状態となる。
今回は両日とも全問正解でした。簡単でしたね。