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今日(基盤)と8/28(心理)8/31(社シス)の一問一答。

先ずは今日の一問一答から。

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【問題】 精神保健福祉相談援助の基盤

2020年11月19日

1    ジャーメイン(Germain,C.B.)は社会的役割の実践として1983年にソーシャルロール・バロリゼーションを提唱した。


2    ホリス(Hollis,F.)は、心理社会的アプローチモデルを体系化した人物である。


3    マイヤー(Meyer,C.)は、エコシステム理論を提唱した。


4    パールマン(Perlman,H.H.)は、問題解決アプローチを提唱した。


5    ヴォルフェンスベルガー(Wolfensberger,W.)は一般システム理論に生態学的な視点を導入して、生活モデルを提唱した。


【答え合わせ】 精神保健福祉相談援助の基盤

1    ジャーメイン(Germain,C.B.)は社会的役割の実践として1983年にソーシャルロール・バロリゼーションを提唱した。

あなたの回答『×』

正解

正しい答えは『×』 

ソーシャルロール・バロリゼーションを提唱したのは、ヴォルフェンスベルガー(Wolfensberger,W.)である。


2    ホリス(Hollis,F.)は、心理社会的アプローチモデルを体系化した人物である。

あなたの回答『○』

正解

正しい答えは『○』 

ホリスは1960年代、それまでの診断主義ケースワーク理論を発展させ、心理社会的アプローチモデルを体系化した。


3    マイヤー(Meyer,C.)は、エコシステム理論を提唱した。

あなたの回答『○』

正解

正しい答えは『○』 

マイヤーは、人と環境の交互作用を包括的にとらえ、生態学と一般システム理論に依拠したエコシステム理論を提唱した。


4    パールマン(Perlman,H.H.)は、問題解決アプローチを提唱した。

あなたの回答『○』

正解

正しい答えは『○』 

4つのPの概念が有名である。(①人 person、②問題 problem、③場所 place、④援助過程 process。後に、専門職 professional personと、制度 provisionsが追加。)


5    ヴォルフェンスベルガー(Wolfensberger,W.)は一般システム理論に生態学的な視点を導入して、生活モデルを提唱した。

あなたの回答『×』

正解

正しい答えは『×』 

生活モデルを提唱したのは、ジャーメイン(Germain,C.B.)である。

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全問正解しましたが、正直、ホリスも心理社会的アプローチモデルもわかりませんでした。

さて、それでは復習です。

 

【問題】 心理学理論と心理的支援

2020年08月28日

1    社会生活技能訓練SST)では、ロールプレイなどの技法を用い、対人関係で必要なスキル習得を図る。


2    家族療法のシステムズ・アプローチでは、家族間の関係性の悪循環を変化させる。


3    森田療法では、不安があることを自然な事実としてあるがままに受け止め、心身の不調や症状が回復したのちに目の前にある作業に取り組む。


4    自律訓練法では、身体感覚への特有の受動的注意集中を通して、心身の変化や外界の諸現象に対する受動的態度を作っていく。


5    箱庭療法は、言葉では言い尽くせないような象徴的表現が可能であり、強い認知体験を伴って適度の意識化を促し、治療を進展させることができる。


【答え合わせ】 心理学理論と心理的支援

1    社会生活技能訓練SST)では、ロールプレイなどの技法を用い、対人関係で必要なスキル習得を図る。

あなたの回答『○』

正解

正しい答えは『○』

社会生活技能訓練は「ソーシャル・スキル・トレーニング(SST)」とも呼ばれ、行動療法の1つである。人が他者と良好な人間関係を築き、社会の中で生きていくためのルールを身につける訓練である。


2    家族療法のシステムズ・アプローチでは、家族間の関係性の悪循環を変化させる。

あなたの回答『○』

正解

正しい答えは『○』

設問のとおり。家族療法のシステムズ・アプローチでは、家族と面談を行い、家族間の相互作用を観察しながら治療を進める。

 

3    森田療法では、不安があることを自然な事実としてあるがままに受け止め、心身の不調や症状が回復したのちに目の前にある作業に取り組む。

前回の回答『○』今回は×

正解

正しい答えは『×』

森田療法においては、心身の不調や症状が回復したのち作業に取り組むのではなく、いくつかの治療段階で、徐々に軽作業に取り組んでいく。


4    自律訓練法では、身体感覚への特有の受動的注意集中を通して、心身の変化や外界の諸現象に対する受動的態度を作っていく。

前回の回答『×』今回は◯

正解

正しい答えは『○』

自律訓練法における受動的注意集中とは、「気持ちが落ち着いている」「手足が温かい」等という言葉を頭の中で繰り返すことで、一種の自己暗示をかけることである。


5    箱庭療法は、言葉では言い尽くせないような象徴的表現が可能であり、強い認知体験を伴って適度の意識化を促し、治療を進展させることができる。

あなたの回答『×』

正解

正しい答えは『×』

箱庭療法では、強い認知体験を伴って適度の意識化を促すことはせず、クライエントの無意識が「人形の配置」という安全で象徴的に表現されるのを、カウンセラーが解釈を最小限に留めて見守る。

 

 

【問題】 社会理論と社会システム

2020年08月31日

1    2000年代の日本におけるコミュニティ政策では、その焦点が、住民同士の協働から行政と住民の協働へと移行した。


2    1990年代の日本におけるコミュニティ政策では、地域社会全体での対応よりも、治安・介護・災害などの課題領域ごとに分化した行政サービスによる対応の方が重視されるようになった。


3    「コミュニティ解放論」とは、特定の関心に基づくアソシエーションが、コミュニティを基盤として多様に展開することである。


4    「コミュニティ喪失論」とは、都市化の進展によってコミュニティが喪失若しくは解体されることである。


5    「コミュニティ存続論」とは、都市化が進展しても、近隣を単位としたコミュニティは存続することである。


【答え合わせ】 社会理論と社会システム

1    2000年代の日本におけるコミュニティ政策では、その焦点が、住民同士の協働から行政と住民の協働へと移行した。

あなたの回答『○』

正解

正しい答えは『○』

設問のとおり。2000年代に入ると、「新しい公共論」の登場によって、「自治」から行政と住民の「協働」へとコミュニティ政策の焦点が移行していった。


2    1990年代の日本におけるコミュニティ政策では、地域社会全体での対応よりも、治安・介護・災害などの課題領域ごとに分化した行政サービスによる対応の方が重視されるようになった。

前回の回答『×』今回は◯

不正解

正しい答えは『×』

1990年代の日本のコミュニティ政策において、地域社会全体での対応よりも、治安・介護・災害などの課題領域ごとに分化した行政サービスによる対応の方が重視されたという事実はない。


3    「コミュニティ解放論」とは、特定の関心に基づくアソシエーションが、コミュニティを基盤として多様に展開することである。

前回の回答『○』今回は×

正解

正しい答えは『×』

「コミュニティ解放論」の説明ではない。R.M.マッキーヴァー(MacIver,R.M.)は、人間生活における関心が包括的なものなのかそれとも特定のものなのか、また、その発生が自然的なものなのかそれとも人為的なものなのかという2点を基準として、社会集団をコミュニティとアソシエーション(community/association)とに分類した。その上で、「特定の関心に基づくアソシエーションが、コミュニティを基盤として多様に展開している」と説明している。


4    「コミュニティ喪失論」とは、都市化の進展によってコミュニティが喪失若しくは解体されることである。

あなたの回答『○』

正解

正しい答えは『○』

設問のとおり。都市化によって、人と人との絆が地域から喪失したというウェルマン(Wellman,B.)による見解である。


5    「コミュニティ存続論」とは、都市化が進展しても、近隣を単位としたコミュニティは存続することである。

前回の回答『×』今回は◯

正解

正しい答えは『○』

設問のとおり。都市化にもかかわらず、人と人との絆が相変わらず地域の中に存続しているのだというウェルマン(Wellman,B.)による見解である。

 

 

8/28(心理)は全問正解、8/31(社シス)の正答率は4/5でした。