過去問 5-3
眼科用薬の配合成分に関する記述の正誤。
a スルファメトキサゾールは、ウイルスや真菌の感染による症状の改善を目的として配合されている。
b テトラヒドロゾリン塩酸塩は、炎症を生じた眼粘膜の組織修復を促す事を目的として配合されている。
c 硫酸亜鉛水和物(硫酸亜鉛)は、結膜嚢の洗浄・消毒を目的として配合されている。
d ポリビニルアルコール(部分鹸化物)は、結膜や角膜の乾燥を防ぐことを目的として配合されている。
a 誤,b 誤,c 誤,d 正
a スルファメトキサゾールは、細菌感染(ブドウ球菌や連鎖球菌)によ?結膜炎やものもらい(麦粒腫)、眼瞼炎などの化膿性の症状の改善を目的として配合される。
b テトラヒドロゾリン塩酸塩は、結膜を通っている血管を収縮させて目の充血を除去することを目的として配合されている。
c 硫酸亜鉛水和物は、眼粘膜のたんぱく質と結合して皮膜を形成し、外部からの刺激から保護する作用を期待して配合されている。