過去問 3-6
鎮暈(うん)薬(乗り物酔い防止薬)に配合される成分に関する次の記述の正誤。
a ジフェンヒドラミンテオクル酸塩は、中耳にある前庭と脳を結ぶ神経(前庭神経)の調節作用のほか、中耳への血流を改善する作用を示す。
b ジメンヒドリナートは、ジフェニドール塩酸塩の一般名の抗ヒスタミン成分である。
c メクリジン塩酸塩は、他の抗ヒスタミン成分と比べて作用が現れるのが遅く持続時間が長い。
d 乗り物酔いの発現には不安や緊張などの心理的な要因による影響も大きく、それらを和らげることを目的として、アリルイソプロピルアセチル尿素が配合されている場合がある。
a 誤,b誤 ,c 正,d 正
a ジフェンヒドラミンテオクル酸塩は、延髄にある嘔吐中枢への刺激や内耳の前庭における自律神経反射を抑える作用を示す。