過去問 1-4
鎮暈薬に用いられる成分に関する記述の正誤。
a メクリジン塩酸塩は、他の抗ヒスタミン成分と比べて作用が現れるのが早く、作用時間が短い。
b プロメタジンを含む成分については、外国において、乳児突然死症候群のような致命的な呼吸抑制を生じたとの報告があるため、15歳未満の小児では使用を避ける必要がある。
c スコポラミン臭化水素酸塩は、乗物酔い防止に古くから用いられている抗コリン成分で、肝臓での代謝が緩やかなため、抗ヒスタミン成分と比べて作用の持続時間は長い。
d ジフェニドール塩酸塩は、排尿困難の症状がある人や緑内障の診断を受けた人では、その症状を悪化させるおそれがある。
a 誤,b 正,c 誤,d 正
a メクリジン塩酸塩は、作用が現れるのが遅く持続時間が長い。
c スコポラミン臭化水素酸塩は、肝臓で速やかに代謝され、作用の持続時間は短い。