過去問 3-5
アレルギー用薬に関する次の記述の正誤。
a ベラドンナ総アルカロイドは、鼻腔内の刺激を伝達する副交感神経系の働きを抑えることにより、鼻汁分泌やくしゃみを抑えることを目的として用いられる。
b クレマスチンフマル酸塩は、交感神経系を刺激して鼻粘膜の血管を収縮させることによって鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として配合される。
c 内服のアレルギー用薬と外用の鼻炎用点鼻薬で同じ成分が重複することがあるが、投与経路が違うので、相互に影響し合うことはない。
a 正,b 誤,c 誤
b クレマスチンフマル酸塩は、肥満細胞から遊離したヒスタミンが受容体と反応することを妨げることにより、ヒスタミンの働きを抑える作用を示す。