過去問 3-4
鎮咳去痰薬の配合成分に関する次の記述のうちの正誤。
a メトキシフェナミン塩酸塩は、交感神経系を刺激して気管支を拡張させる作用を示し、呼吸を楽にして咳や喘息の症状を鎮めることを目的として用いられる。
b ノスカピン塩酸塩は、気管支の平滑筋に直接作用して弛緩させ、気管支を拡張させることにより、咳や喘息の症状を鎮めることを目的として用いられる。
c ジメモルファンリン酸塩は、延髄の咳嗽(がいそう)中枢に作用して咳を抑える。
d グアイフェネシンは、痰の中の粘性たんぱく質を溶解・低分子化して粘性を減少させることにより、痰の切れを良くする。
a 正,b 誤,c 正,d 誤
b ノスカピン塩酸塩は、延髄の咳嗽中枢に作用して咳を抑える。問題文は、ジプロフィリンなどキサンチン系成分についてのもの。
d グアイフェネシンは、気道粘膜からの分泌を促進して、痰の切れを良くする。問題文は、エチルシステイン塩酸塩、メチルシステイン塩酸塩、カルボシステインなどについてのもの。