医療業界目指して登販、医療事務、医師事務取った人が精神保健福祉士目指してます。

登録販売者、医療事務、医療事務作業補助の資格を取得しました。現在は精神保健福祉士の勉強をしています。

今日(展開)と9/28.29(社保)の一問一答。

先ずは今日の一問一答から。

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【問題】 精神保健福祉の理論と相談援助の展開

2020年11月26日


1    ラップ(Rapp,C.A.)が提唱するストレングス視点に基づく援助では、精神保健福祉士が主に活動する場は地域であるといわれている。


2    精神科リハビリテーションは、援助者によって援助内容に差が出ないように、共通のモデル計画に沿って実行する。


3    LASMI(精神障害者社会生活評価尺度)には、日常生活、対人関係、労働または課題の遂行、持続性・安定性、自己認識の5つの下位尺度がある。


4    地域リハビリテーションにおいて、精神保健福祉士は地域ネットワークの中心でなければならない。


5    セルフヘルプグループは、メンバー同士が主体性を持つ活動で、カウンセリングが中心に行われる。


【答え合わせ】 精神保健福祉の理論と相談援助の展開

1    ラップ(Rapp,C.A.)が提唱するストレングス視点に基づく援助では、精神保健福祉士が主に活動する場は地域であるといわれている。

あなたの回答『×』

不正解

正しい答えは『○』 

ラップはストレングスの原則の中で、「われわれ(精神保健福祉士)が主に活動する場は地域である」と示している。


2    精神科リハビリテーションは、援助者によって援助内容に差が出ないように、共通のモデル計画に沿って実行する。

あなたの回答『×』

正解

正しい答えは『×』 

一人ひとりにあったリハビリテーション計画を立てる。


3    LASMI(精神障害者社会生活評価尺度)には、日常生活、対人関係、労働または課題の遂行、持続性・安定性、自己認識の5つの下位尺度がある。

あなたの回答『○』

正解

正しい答えは『○』 

LASMI(精神障害者社会生活評価尺度)は、5つの尺度40項目からなり、これらの項目について5段階評価を行い、レーダーチャート化して評価する。


4    地域リハビリテーションにおいて、精神保健福祉士は地域ネットワークの中心でなければならない。

あなたの回答『×』

正解

正しい答えは『×』 

地域リハビリテーションにおいて重要な役割を担うが、関係者によるチームを組んで行うことが大切である。


5    セルフヘルプグループは、メンバー同士が主体性を持つ活動で、カウンセリングが中心に行われる。

あなたの回答『×』

正解

正しい答えは『×』 

セルフヘルプグループでカウンセリングを中心とした活動を行うのはピアカウンセリングである。

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正答率は4/5でした。

さて、それでは復習します。

 

【問題】 社会保障

2020年09月28日(数字は平成28→29年に改めました。)

1    「平成29年度社会保障費用統計」では、社会保障財源の構成としては、社会保険料が最も多い。


2    「平成29年度社会保障費用統計」によると、社会保障財源に占める公費負担割合は、約50%である。


3    「平成29年度社会保障費用統計」によると、公費負担の内訳は、地方自治体より国の方が多い。


4    「平成29年度社会保障費用統計」では、部門別(「医療」、「年金」、「福祉その他」)の社会保障給付費の構成比では、「医療」が約50%を占めている。


5    「平成29年度社会保障費用統計」によると、社会保障給付費の対国内総生産比は20%を超えている。


【答え合わせ】 社会保障

1    「平成29年度社会保障費用統計」では、社会保障財源の構成としては、社会保険料が最も多い。

あなたの回答『○』

正解

正しい答えは『○』

2017年度(平成29年度)の社会保障財源の構成(構成比)は、社会保険料が約70.8兆円(50.0%)、公費負担が約49.9兆円(35.3%)、他の収入が約20.8兆円(14.7%)であり、社会保険料が最も多い。


2    「平成29年度社会保障費用統計」によると、社会保障財源に占める公費負担割合は、約50%である。

あなたの回答『×』

正解

正しい答えは『×』

「平成29年度社会保障費用統計」によれば、2017年度(平成29年度)の社会保障財源の項目別割合は、社会保険料が50.0%、公費負担が35.3%、他の収入は、14.7%である。


3    「平成29年度社会保障費用統計」によると、公費負担の内訳は、地方自治体より国の方が多い。

あなたの回答『○』

正解

正しい答えは『○』

「平成29年度社会保障費用統計」によれば、公費負担は、国が33兆3167億円(23.5%)、地方自治体(他の公費)が16兆6102億円(11.7%)である。国の方が地方自治体よりも多い。


4    「平成29年度社会保障費用統計」では、部門別(「医療」、「年金」、「福祉その他」)の社会保障給付費の構成比では、「医療」が約50%を占めている。

あなたの回答『○』

不正解

正しい答えは『×』

2017年度(平成29年度)の部門別の社会保障給付費の構成比は、「年金」45.6%、「医療」32.8%、「福祉その他」21.6%であり、「医療」は約50%を占めていない。


5    「平成29年度社会保障費用統計」によると、社会保障給付費の対国内総生産比は20%を超えている。

前回の回答『×』今回は◯

正解

正しい答えは『○』

社会保障費用統計によると2017年度(平成29年度)の社会保障給付費は120兆2443億円である。対国内総生産GDP)比では21.97%である。

 

 

【問題】 社会保障

2020年09月29日

1    日本の公的扶助制度は防貧的な機能をもつ。


2    日本の公的扶助制度は個別の必要に応じて給付を行う。


3    日本の社会保険の給付は、実施機関の職権により開始される。


4    日本の社会保険制度では原因のいかんを問わず、困窮の事実に基づいて給付が行われる。


5    日本の公的扶助は、保険料の拠出を給付の前提条件としていない。


【答え合わせ】 社会保障

1    日本の公的扶助制度は防貧的な機能をもつ。

前回の回答『○』今回は×

不正解

正しい答えは『×』

日本の公的扶助の基本的特質は、貧困状態となった人・世帯に対して救貧的な機能をもつことである。貧困状態に陥ることを防ぐという意味で、防貧的な機能をもつのは、社会保険である。


2    日本の公的扶助制度は個別の必要に応じて給付を行う。

あなたの回答『○』

正解

正しい答えは『○』

生活保護法第9条では、「保護は、要保護者の年齢別、性別、健康状態等その個人又は世帯の実際の必要の相違を考慮して、有効且つ適切に行うものとする」と、必要即応の原則が規定されている。したがって、公的扶助は個別の必要に応じて給付を行う原則をもつ。


3    日本の社会保険の給付は、実施機関の職権により開始される。

前回の回答『×』今回は◯

不正解

正しい答えは『×』

社会保険の給付は、実施機関の職権により開始されない。一方、公的扶助(生活保護)では、急迫した状況にあるときは、実施機関は職権をもって保護を開始しなければならないとされている(生活保護法第25条)。


4    日本の社会保険制度では原因のいかんを問わず、困窮の事実に基づいて給付が行われる。

あなたの回答『○』

不正解

正しい答えは『×』

社会保険では困窮の事実に基づいて給付は行われず、あらかじめ定められた保険事故、及び該当事由に合致する範囲で給付が行われる。


5    日本の公的扶助は、保険料の拠出を給付の前提条件としていない。

あなたの回答『○』

正解

正しい答えは『○』

日本の公的扶助は、公費を財源とし、社会保険料の拠出を給付の前提条件としていない。

 

 

正答率は9/28が4/5、29が3/5でした。

9/28の問1と2は同じ問題ですよね…?

9/29の3.4問は公的扶助と社会保障を見間違えてしまいました…。