今日(精疾)と7/14.15(基盤)の一問一答。
先ずは今日の一問一答から。
【問題】 精神疾患とその治療
2020年11月05日
1 失認は内因性の症状である。
2 解離性運動障害は心因性である。
3 神経性無食欲症は内因性の疾患である。
5 ガンザー(Ganser)症候群は外因性の疾患である。
【答え合わせ】 精神疾患とその治療
あなたの回答『○』
不正解
正しい答えは『×』
失認は外因性の症状である。
2 解離性運動障害は心因性である。
あなたの回答『×』
不正解
正しい答えは『○』
解離とは、心理的葛藤やストレス要因の影響により、意識や記憶など通常は統合されている機能が一過性に破綻する心因性の病態である。
3 神経性無食欲症は内因性の疾患である。
あなたの回答『×』
正解
正しい答えは『×』
神経性無食欲症は心因性の疾患に分類される。
あなたの回答『○』
不正解
正しい答えは『×』
双極性感情障害(躁うつ病)は内因性の疾患である。
5 ガンザー(Ganser)症候群は外因性の疾患である。
あなたの回答『×』
正解
正しい答えは『×』
ガンザー症候群は解離性障害の一つで、心因性の疾患に分類される。曖昧な受け答えや的外れ応答などの症状が特徴で、拘禁反応の一種とされている。
今日は久々にすごく正答率か低いです…2/5。
この単元は、いつも悪い、というわけではないのですが、たまに大外しをしてしまいます…。
さて、7/14.15の復習です。
【問題】 精神保健福祉相談援助の基盤
2020年07月14日
1 セルフアドボカシーとは、支援者が中立性を保ち、人道主義に基づき社会的犠牲者の擁護者となることをいう。
2 「精神障害者の生活は、その属する社会によって継続的に抑圧されており、また彼らを援助する専門家の行為によって抑圧がさらに助長されることが多い」と批判したのはラップ(Rapp,C.)である。
3 エンパワメントアプローチを提唱したのは、ソロモン(Solomon,B.)であり、カナダで重要な技法として発展した。
4 「私たちは『障害者』である前に人間だ」という主張は、ピープルファースト運動のスローガンである。
5 パーソナルアドボカシーでは、発見機能、調整機能、変革機能、対決機能よりも、弁護および代弁機能に特化して実践される。
【答え合わせ】 精神保健福祉相談援助の基盤
1 セルフアドボカシーとは、支援者が中立性を保ち、人道主義に基づき社会的犠牲者の擁護者となることをいう。
前回の回答『○』今回は×
正解
正しい答えは『×』
セルフアドボカシーとは、支援者が擁護者になることではなく、当事者が自らの権利を主張していくことである。
2 「精神障害者の生活は、その属する社会によって継続的に抑圧されており、また彼らを援助する専門家の行為によって抑圧がさらに助長されることが多い」と批判したのはラップ(Rapp,C.)である。
あなたの回答『○』
正解
正しい答えは『○』
ストレングスモデルを広めた人物として、ラップは知られている。
3 エンパワメントアプローチを提唱したのは、ソロモン(Solomon,B.)であり、カナダで重要な技法として発展した。
前回の回答『×』今回は◯
不正解
正しい答えは『×』
カナダではなく、アメリカで発展したアプローチである。
4 「私たちは『障害者』である前に人間だ」という主張は、ピープルファースト運動のスローガンである。
あなたの回答『○』
正解
正しい答えは『○』
ピープルファースト運動は、1970年代の北米での知的障害者の活動から広まった。
5 パーソナルアドボカシーでは、発見機能、調整機能、変革機能、対決機能よりも、弁護および代弁機能に特化して実践される。
あなたの回答『×』
正解
正しい答えは『×』
パーソナルアドボカシーは、弁護、代弁機能に特化して実践されるものではない。
【問題】 精神保健福祉相談援助の基盤
2020年07月15日
1 日本精神保健福祉士協会の倫理綱領においては、精神保健福祉士は、他職種・他機関の専門性と価値を尊重し、連携・協働する、とある。
2 日本精神保健福祉士協会の倫理綱領においては、精神保健福祉士は、福祉と平和のために、社会的・政治的・文化的活動を通し社会に貢献する、とある。
3 日本精神保健福祉士協会の倫理綱領においては、精神保健福祉士は、専門的援助関係に基づき、主体的にクライエントの問題を解決する、とある。
4 日本精神保健福祉士協会の倫理綱領においては、複数の機関で支援する際には、幅広い個人情報を共有する、とされている。
5 日本精神保健福祉士協会の倫理綱領においては、所属機関の業務改善を必要とする場合には、速やかに第三者に問題を申告する、とされている。
【答え合わせ】 精神保健福祉相談援助の基盤
1 日本精神保健福祉士協会の倫理綱領においては、精神保健福祉士は、他職種・他機関の専門性と価値を尊重し、連携・協働する、とある。
あなたの回答『○』
正解
正しい答えは『○』
日本精神保健福祉士協会倫理綱領の倫理原則「2 専門職としての責務」の中の「連携の責務」に定められている。
2 日本精神保健福祉士協会の倫理綱領においては、精神保健福祉士は、福祉と平和のために、社会的・政治的・文化的活動を通し社会に貢献する、とある。
あなたの回答『○』
正解
正しい答えは『○』
日本精神保健福祉士協会倫理綱領の倫理原則「4 社会に対する責務」に定められている。
3 日本精神保健福祉士協会の倫理綱領においては、精神保健福祉士は、専門的援助関係に基づき、主体的にクライエントの問題を解決する、とある。
あなたの回答『×』
正解
正しい答えは『×』
「主体的にクライエントの問題を解決する」のではなく、「クライエントとともに問題の解決を図る」ことが求められている。あくまでも、クライエントの自己決定に基づき行う必要がある。
4 日本精神保健福祉士協会の倫理綱領においては、複数の機関で支援する際には、幅広い個人情報を共有する、とされている。
前回の回答『○』今回は×
正解
正しい答えは『×』
「複数の機関による支援やケースカンファレンス等を行う場合には、本人の了承を得て行い、個人情報の提供は最小限にとどめる。また、その秘密保持に関しては、細心の注意を払う。クライエントに関係する人々の個人情報に関しても同様の配慮を行う」とある。
5 日本精神保健福祉士協会の倫理綱領においては、所属機関の業務改善を必要とする場合には、速やかに第三者に問題を申告する、とされている。
前回の回答『○』今回は×
正解
正しい答えは『×』
「精神保健福祉士は、所属機関等が、クライエントの人権を尊重し、業務の改善や向上が必要な際には、機関に対して適切・妥当な方法・手段によって、提言できるように努め、改善を図る」とあり、第三者に申告することを求めてはいない。
7/14の正答率は4/5で、7/15は全問正解でした。