7/3(精課)と7/6~9(基盤)の一問一答。
今日は祝日でしたのて、けあさぽの一問一答の更新はありません。
なので復習をします。
【問題】 精神保健の課題と支援
2020年07月03日
1 精神科病院の入院患者の約5割は65歳以上である。
2 精神病床の入院期間が5年以上で、家庭に退院する人は1割に満たない。
3 精神科病院の平均在院日数は300日を上回っている。
4 精神障害者保健福祉手帳の交付者数は100万人を超えている。
5 精神疾患の総患者数は400万人を超えている。
【答え合わせ】 精神保健の課題と支援
1 精神科病院の入院患者の約5割は65歳以上である。
あなたの回答『○』
正解
正しい答えは『○』
「平成26年患者調査」によると、精神科病院の入院患者218万4000人のうち117万1000人(53.6%)が65歳以上である。
2 精神病床の入院期間が5年以上で、家庭に退院する人は1割に満たない。
あなたの回答『○』
不正解
正しい答えは『×』
「平成26年患者調査」によると、精神病床の入院期間が5年以上で家庭に退院する人は14.3%である。
3 精神科病院の平均在院日数は300日を上回っている。
あなたの回答『○』
不正解
正しい答えは『×』
「平成30年医療施設(静態・動態)調査・病院報告」によると、精神科病院の平均在院日数は265.8日となっている。
4 精神障害者保健福祉手帳の交付者数は100万人を超えている。
あなたの回答『×』
不正解
正しい答えは『○』
「平成30年度衛生行政報告例結果の概況」によると、平成30年度末現在、精神障害者保健福祉手帳の交付者数は106万2700人(前年度比7.1%増)となっている。5 精神疾患の総患者数は400万人を超えている。
5 精神疾患の総患者数は400万人を超えている。
あなたの回答『○』
正解
正しい答えは『○』
「平成29年患者調査」によると、精神疾患を有する総患者数は約419.3万人となっている。
【問題】 精神保健福祉相談援助の基盤
2020年07月06日
1 精神保健福祉士の職業倫理として、同僚がクライエントに不適切な対応をしていたので、クライエントに謝り、同僚の自覚を待つ。
2 精神保健福祉士の職業倫理として、クライエントから商品券を渡された際には、クライエントの気持ちに配慮、感謝し、受け取る。
3 精神保健福祉士の職業倫理として、中学生のクライエントが妊娠したので、出産するかどうかを判断する。
4 精神保健福祉士の職業倫理として、クライエントから要求があったので、両親との面接記録を開示する。
5 精神保健福祉士の職業倫理として、クライエントから精神保健福祉士の業務について批判されたので、それに耳を傾け、改善に努める。
【答え合わせ】 精神保健福祉相談援助の基盤
1 精神保健福祉士の職業倫理として、同僚がクライエントに不適切な対応をしていたので、クライエントに謝り、同僚の自覚を待つ。
あなたの回答『×』
正解
正しい答えは『×』
クライエントへの謝罪は、不適切な対応をした本人の責任によってなされるべきである。
2 精神保健福祉士の職業倫理として、クライエントから商品券を渡された際には、クライエントの気持ちに配慮、感謝し、受け取る。
あなたの回答『×』
正解
正しい答えは『×』
精神保健福祉士の職業倫理として、クライエントから商品券を渡された際には、クライエントの気持ちに感謝しつつも、固辞することが必要である。
3 精神保健福祉士の職業倫理として、中学生のクライエントが妊娠したので、出産するかどうかを判断する。
あなたの回答『×』
正解
正しい答えは『×』
クライエントが自分で判断するための支援は必要であるが、決定するのはクライエント自身である。
4 精神保健福祉士の職業倫理として、クライエントから要求があったので、両親との面接記録を開示する。
あなたの回答『×』
正解
正しい答えは『×』
記録の開示が適切であると判断された場合でも、両親への説明および同意を得ることが必要である。
5 精神保健福祉士の職業倫理として、クライエントから精神保健福祉士の業務について批判されたので、それに耳を傾け、改善に努める。
あなたの回答『○』
正解
正しい答えは『○』
公益社団法人日本精神保健福祉士協会倫理綱領の倫理基準2「専門職としての責務」のなかに、「クライエントに対する責務」があり、「精神保健福祉士は、自己の業務におけるクライエントからの批判・評価を受けとめ、改善に努める」とある。
【問題】 精神保健福祉相談援助の基盤
2020年07月07日
1 1948(昭和23)年に、精神科ソーシャルワーカーの前身である社会事業婦が、都立松沢病院に初めて配置された。
2 1964(昭和39)年に、日本精神医学ソーシャル・ワーカー協会が設立された際、構成員の所属先は、3分の1が医療機関であった。
3 1965(昭和40)年の精神衛生法の一部改正で規定された精神衛生相談員に、任用対象者として、大学で社会福祉に関する科目を修め卒業した者が含められた。
4 1973(昭和48)年に提起された「Y問題」を契機に議論が重ねられ、「精神障害者の社会的復権と福祉のための専門的・社会的活動」が日本精神医学ソーシャル・ワーカー協会の目的に位置づけられた。
5 1983(昭和58)年の宇都宮病院事件を契機に、精神保健法が制定された。
【答え合わせ】 精神保健福祉相談援助の基盤
1 1948(昭和23)年に、精神科ソーシャルワーカーの前身である社会事業婦が、都立松沢病院に初めて配置された。
あなたの回答『×』
正解
正しい答えは『×』
都立松沢病院ではなく、国立国府台病院に配置されたのが始まりである。
2 1964(昭和39)年に、日本精神医学ソーシャル・ワーカー協会が設立された際、構成員の所属先は、3分の1が医療機関であった。
前回の回答『○』今回は×
正解
正しい答えは『×』
当時の構成員の所属先のほとんどは、精神科病院であった。
3 1965(昭和40)年の精神衛生法の一部改正で規定された精神衛生相談員に、任用対象者として、大学で社会福祉に関する科目を修め卒業した者が含められた。
あなたの回答『○』
正解
正しい答えは『○』
精神衛生相談員はその後、1987(昭和62)年の精神保健法の改正により精神保健相談員となり、1995(平成7)年の精神保健福祉法の改正で現在の精神保健福祉相談員という名称となった。
4 1973(昭和48)年に提起された「Y問題」を契機に議論が重ねられ、「精神障害者の社会的復権と福祉のための専門的・社会的活動」が日本精神医学ソーシャル・ワーカー協会の目的に位置づけられた。
あなたの回答『○』
正解
正しい答えは『○』
この内容は、現在の公益社団法人日本精神保健福祉士協会の目的に引き継がれている。
5 1983(昭和58)年の宇都宮病院事件を契機に、精神保健法が制定された。
あなたの回答『○』
正解
正しい答えは『○』
精神保健法の制定により、任意入院制度が定められた。
【問題】 精神保健福祉相談援助の基盤
2020年07月08日
1 精神保健福祉士は、正当な理由がなく、その業務に関して知り得た人の秘密を漏らしてはならず、精神保健福祉士でなくなった後においても同様である。
2 精神保健福祉士は、精神保健の向上および精神障害者の福祉の増進に寄与する。
3 精神保健福祉士が、信用失墜行為の禁止条項に違反したときは、都道府県知事が、登録の取り消し、または期間を定めて名称の使用の停止を命ずることができる。
4 精神保健福祉士は、その業務を行うに当たって精神障害者に主治の医師があるときは、その指示を受けなければならない。
5 成年被後見人または被保佐人でも、精神保健福祉士になることができる。
【答え合わせ】 精神保健福祉相談援助の基盤
1 精神保健福祉士は、正当な理由がなく、その業務に関して知り得た人の秘密を漏らしてはならず、精神保健福祉士でなくなった後においても同様である。
あなたの回答『○』
正解
正しい答えは『○』
精神保健福祉士法第40条に、秘密保持義務が定められている。
2 精神保健福祉士は、精神保健の向上および精神障害者の福祉の増進に寄与する。
あなたの回答『○』
正解
正しい答えは『○』
精神保健福祉士法第1条には、「この法律は、精神保健福祉士の資格を定めて、その業務の適正を図り、もって精神保健の向上及び精神障害者の福祉の増進に寄与することを目的とする」とある。
3 精神保健福祉士が、信用失墜行為の禁止条項に違反したときは、都道府県知事が、登録の取り消し、または期間を定めて名称の使用の停止を命ずることができる。
あなたの回答『×』
正解
正しい答えは『×』
精神保健福祉士法第32条第2項に、精神保健福祉士が、信用失墜行為の禁止条項に違反したときは、厚生労働大臣が、登録の取り消し、または期間を定めて名称の使用の停止を命ずることができるとされている。
4 精神保健福祉士は、その業務を行うに当たって精神障害者に主治の医師があるときは、その指示を受けなければならない。
あなたの回答『×』
正解
正しい答えは『×』
精神保健福祉士法第41条には、「精神保健福祉士は、その業務を行うに当たって精神障害者に主治の医師があるときは、その指導を受けなければならない」とある。「指示」ではなく「指導」を受けるとされている。
5 成年被後見人または被保佐人でも、精神保健福祉士になることができる。
あなたの回答『×』
正解
正しい答えは『×』
成年被後見人または被保佐人は精神保健福祉士になることはできない。
【問題】 精神保健福祉相談援助の基盤
2020年07月09日
1 精神保健福祉士の社会資源活用・開発では、精神保健福祉の専門施設を中心に開発する。
2 精神保健福祉士は、社会資源充実のために精神障害者の意見に耳を傾ける。
3 精神保健福祉士は、社会資源の活用に当たって、情報管理や利用窓口は行政に集中させる。
4 精神保健福祉士は、社会資源・開発において、重要な資源であるセルフヘルプグループに積極的に介入し、組織化する。
5 精神保健福祉士は、生活支援に関する社会資源の活用では、再発予防を最優先の目標とする。
【答え合わせ】 精神保健福祉相談援助の基盤
1 精神保健福祉士の社会資源活用・開発では、精神保健福祉の専門施設を中心に開発する。
あなたの回答『×』
正解
正しい答えは『×』
精神保健福祉の専門施設に限らず、広く地域の中に資源を求め、開発していくことが必要となる。
2 精神保健福祉士は、社会資源充実のために精神障害者の意見に耳を傾ける。
あなたの回答『○』
正解
正しい答えは『○』
精神障害のある当事者たちが何を求めているかを常に確認しながら、社会資源充実に向けた活動をすることが精神保健福祉士には求められる。
3 精神保健福祉士は、社会資源の活用に当たって、情報管理や利用窓口は行政に集中させる。
あなたの回答『×』
正解
正しい答えは『×』
社会資源の活用に当たっては、行政に集中するよりも柔軟な活用をする、さまざまなアプローチがあってよい。
4 精神保健福祉士は、社会資源・開発において、重要な資源であるセルフヘルプグループに積極的に介入し、組織化する。
あなたの回答『×』
正解
正しい答えは『×』
積極的な介入ではなく、精神保健福祉士には、セルフヘルプグループの立ち上げや継続に必要となる支援や、制度の変更に関する情報の提供など、間接的な支援が求められる。
5 精神保健福祉士は、生活支援に関する社会資源の活用では、再発予防を最優先の目標とする。
前回の回答『○』今回は×
正解
正しい答えは『×』
再発予防以外にも具体的なサービスの提供や相談活動を行う必要があり、最優先の目標ではない。
7/3の正答率は2/5でしたが、基盤の7/6~9は全問正解でした。